タイトル戦まであと一歩の所まで来ながら、そのチャンスを柔術トーナメントでの脳震盪というアクシデントで逃すことになってしまったTJ・グラント、アンソニー・ペティスがグラントの代役としてUFC164に出場することになりましたが、ファンの間からは出来レースではないかという声が聞かれます。
事実、ペティスは地元で行われるUFC164への出場を熱望し、グラントに対して、挑戦権をペティスに譲るように迫っていました。
グラントは、この件に関して、
「誰との戦いも恐れてはいない。もし自分が健康ならば、試合に出場しようとしただろう。ただ、脳震盪を起こしてしまったから、少し怖いだけだ。タイトルに挑戦するにあたって最高の判断を下したかった。何が自分にとってベストなのか、自分は現役を長く続けたいし、長生きもしたい。子供と楽しい時間もすごしたい。UFCのドクターといろいろ話して、最終的に自分で欠場することを判断した。」
グラントは、復帰戦でUFC164の勝者との対戦を希望としているそうですが、ただ、復帰後すぐにタイトルに挑戦できるかどうかは保障されていないそうです。
ちなみにマッチマイカーのジョー・シルバはグラントにタイトル挑戦権を懸けての試合をもう一度やるようにタイトルに伝えているそうです。
早くもファンの間ではジョシュ・トムソンとの対戦が噂されていますが、
ただ、グラントにとってこの問題はそれほど大きな問題ではなく、自身は、11月までに復帰できるだろうと自信の復帰について淡々と語っています。
また、ファンの間で噂されている陰謀論についても、自分は裏切るようなことはしないと否定しています。