ただ、その中で、実力を発揮できず、TKO負けを喫してしまった2人のトップファイター、ライアン・ベイダーと岡見勇信。
試合に勝利していれば、タイトル戦線へ大きく浮上というというところでしたが、惜しくも、そのチャンスを逃してしまい、それぞれグローバー・テイシェイラ、ホナウド・ジャカレイに敗北してしてしまいました。
UFC Fight Night 28でTKO負けを喫してしまったベイダーや岡見の次の相手は誰になるのか。
ベイダーは、この試合で、テイシェイラを相手にしっかり距離を取り、また、彼のパワーパンチを食らわないように、うまく、フットワークを使い、また、打撃だけでなく、レスリングをを使い、テイシェイラを攻略しようとし、後もう少しのところで、番狂わせを起こすところまでいきましたが、テイシェイラはそこから、素晴らしいボクシングテクニックで反撃に転じてみせ、ベイダーにノックアウト勝ちを収めることに成功しました。
この敗戦でトップ10戦線から大きく離脱してしまったベイダーに最も適した次戦の相手として考えられるのは、現在2連敗中、ジョン・ジョーンズに敗れてタイトルを失って以降は、2勝3敗の成績のマウリシオ・ショーグン。
現在のショーグンは王者のときと比べると、180℃違うファイターになってしまっていますが、まだトップ10に位置していることから、ショーグンとの戦いは、ベイダーにとっては、再びトップ10入りを懸けた重要な試合になりそうです。
ジャカレイのテイクダウンオフェンスを防ぐなど、グラップリングという面では、しっかりとした実力を見せ付けた岡見ですが、打撃面での差が勝敗を分けてしまい、ノックアウト負けを喫してしまいました。
岡見の場合、彼はどのトップ10ファイターとも対等にやっていける実力を持っていますが、ただ、他の有力ミドル級ファイターたち、リョート・マチダ、マイケル・ビスピング、マーク・ムニョス、ティム・ケネディ、ルーク・ロックホールド、ビクトー・ベウフォートなどはファイトスケジュールがすでに今年いっぱい決まっており、ほかの相手と対戦していく必要があります。
その為、現在、岡見に適した相手はUFC復帰戦を白星で飾ったばかりのターレス・レイチの名前が挙がりますが、ただ、UFCのマッチメイカーのジョー・シルバは岡見に対して、UFCの若手の注目株をぶつけることがよくあるので、ミドル級のトップ10に食い込んできそうなファイター、例えば、ブラッド・タヴァレスなども候補に挙がる可能性もあります。
http://bleacherreport.com/articles/1762210-ufc-fight-night-28-results-whos-next-for-yushin-okami-and-ryan-bader