川尻達也: 世界一への道


修斗、PRIDE、DREAM、ストアライクフォース、ONE FCで活躍してきた川尻達也は、今年、ようやく、本来であれば、もっと前から、彼が戦うべき場所だったUFCでのデビューを飾りました。

「東京ドームでK-1を見たことが、マーシャル・アーツの世界に入るきっかけだった。それから、地元の、キックボクシングジムに通うようになったが、そのジムには、桜井"マッハ"速人さんがいて、自分の試合を見に来るようと誘ってくれた。その誘いを受け、試合のチケットを買い、桜井速人 vs 中尾受太郎戦を見に行ったが、その試合で聞いたパウンドの音がきっかけで、(キックボクシングではなく) MMAを始めるべきだと決意した。」

ちょうど川尻選手が、修斗でのプロデビュー戦の準備をしていた頃、日本の団体では無かったライト級部門が、UFCで、創設されました。そして、その当時、修斗ウェルター級(UFCのライト級に相等)の王者だった宇野薫選手が、UFCデビューを飾ります。

「宇野選手とジェンス・パルヴァーが、UFC世界ライト級のタイトルマッチを戦った頃から、UFCこそが、アメリカ最大の総合格闘技団体だということを、認識するようになった。だからこそ、たとえ、自分が、日本の団体で戦っているときも、UFCに対しては、常に、ライバル意識があった。

自分が、MMAを始めた時は、軽量級のファイターたちにとって、No.1の団体は、修斗だった。ただ、自分が、修斗ウェルター級王者に輝いたときには、すでに、状況は、変わっていて、修斗ではなく、PRIDEがNo.1の団体になっていた。」

その為、修斗の王座を返上し、PRIDEに参戦するようになった川尻選手、そこで、やっと、川尻選手の名前が、メインストリームに上り詰めます。

「五味隆典選手との一戦が、現在の軽量級ファイターの立ち位置を築いたと思っている。試合には負けたが、ファンの注目を、軽量級ファイターたちに集めることが出来たし、あの時、五味選手と戦えて、とても良かった。」

その後、PRIDEは、UFCに吸収され無くなってしまいますが、その際に、ヴァンダレイ・シウバやマウリシオ・ショーグンのように、UFCに参戦するという選択を、川尻選手は行いませんでした。日本で戦うことを選んだ川尻選手は、DREAMで王者に輝き、2013年に、遂に、UFC入団という運びとなりました。

2014年のシンガポール大会で、UFCデビューを飾った川尻選手は、ショーン・ソリアーノから完勝、その勝利により、川尻選手は、現在は、UFCフェザー級で12位にランクしています。ただ、それだけでは、満足していない川尻選手は、今週の金曜日に行われるUFCアブダビ大会でのクレイ・グイダ戦での勝利を手土産に、一気に、タイトル戦線に、参入していくつもりのようです。

「ストライキング、グラップリング、身体的にも、すべての分野で、キャリア最高の状態だ。UFCは、自分にとって、最後の場所だ。UFCほど、自分の夢、世界一、を追求するのに適した団体は無い。クレイ・グイダは、とても有名なファイターで、現在ランク9位、また、ファイターとして、とても確立されている。ただ、自分は、グイダ戦で、自分のことをよく知らない格闘技ファンを驚かせて見せる。」

(Bleacher Reportでのインタビュー記事)

http://bleacherreport.com/articles/2022283-tatsuya-kawajiri-14-years-deep-pride-veteran-poised-for-ufc-title-run
川尻達也: 世界一への道 川尻達也: 世界一への道 Reviewed by Hideki Azul on 4/11/2014 Rating: 5
Powered by Blogger.