UFC on Fox 11 個人採点&Gif&ハイライト動画


チアゴ・アウベス vs セス・バクジンスキー


1R: 開始早々、フットワークとリーチの差を生かしプレッシャーをかけていくバクジンスキーだが、30秒過ぎごろから、アウベスも徐々に攻撃を繰り出していく。アウベス、手数は少ないものの、ひとつひとつの攻撃にパワーが感じられる。一方のバクジンスキーは、パンチ、蹴りと多様な攻撃を出していき、手数では優勢のバクジンスキー。ただ、アウベスが、距離を詰め、打ち合いになると、そこでは、アウベス優位の状況、バクジンスキーは、打ち負けている印象。前半3分は、バクジンスキーが、うまく、フットワークやリーチの差を生かして、うまく攻撃を仕掛けていたが、後半は、距離感を掴んだアウベスの攻撃が決まるようになり、最後の一分間はアウベスが猛攻、特にアウベスのローキックは有効で、バクジンスキーのペースは明らかにスローダウンし、前半のようにフットワークを使うことが出来なくなり、アウベスの真正面で戦うことが多くなる。また、アウベスの猛攻の影響で、バクジンスキーのまぶたの辺りから出血が見える。

2R: 1Rと同じようにプレッシャーをかけていくのはバクジンスキーだが、彼の攻撃は、ことごとく、避けられてしまう。1Rの後半の流れを引き継ぎ、距離感を掴んだアウベスが、テンポ良く、攻撃を繰り出していく。中盤、バクジンスキーは、パンチ主体といった感じだが、一方のアウベスは、パンチに加え、ローキックが冴え渡る。残り2分あたりで、バクジンスキーのパンチが、アウベスの顔面を捉え、アウベスは鼻から出血、アウベス、ややスローダウン。残りの時間は、バクジンスキー、アウベス共に、打ち合いが続くが、ここでも、アウベスのローキックが有効的に放たれ、バクジンスキーの足にダメージを蓄積させていく。バクジンスキーは、たまらず、スタンスをスイッチ。バクジンスキーも、パンチをきっかけに、後半一時盛り返したが、アウベスのローキックは、このラウンドでも冴え、このラウンドもアウベスのラウンドに。

3R: コーナーからのアドバイスを受け、スタンスをこまめに変えているバクジンスキーだが、アウベスは、ローキックで、距離を詰め、そこからパンチを放っていく。至近距離からの打ち合いでは、相変わらず、アウベス優位。たまらず、バクジンスキーは、この試合3度目のテイクダウンを狙っていくが、アウベスを、フェンスに押し込んだだけで終わってしまう。アウベスは、ローキックを放つことを止めず、1分過ぎ、足にダメージが蓄積されているバクジンスキーは、この試合、初めて、倒れてしまう。その後、バクジンスキーは、この試合、4度目の、テイクダウンを試みるも失敗。この後も、バクジンスキーは、何度も、テイクダウンを試みるも、すべて失敗している。中盤、バクジンスキーは、良いコンビネーションを見せるも、彼のこのラウンドの見せ場はそれ位で、アウベスの良い攻撃が一方的に続く。残り1分過ぎには、クリンチからの膝蹴り連発で、観客の興奮は最高潮に。バクジンスキーもタフだったが、アウベスが完全復活をこの試合で実証。

バクジンスキーは、試合当初、フットワークとリーチの差を生かし、うまく攻めていたものの、1Rの中盤以降はアウベスのペース、アウベスが、ローキックで、バクジンスキーの動きを止めると、アドバンテージを失ったバクジンスキーは、成す術なし。アウベスが、レベルの違いを見せつけ、完勝、見事に完全復活を印象づけた。バクジンスキーのジャブは、確かに、良く決まっていたが、それでけで、アウベスを攻略する事は、十分ではなかった。

ハビブ・ヌルマゴメドフ vs ハファエル・ドス・アンジョス


1R: 最初の1分間は、お互いに様子見という感じで、まだ、お互いの距離はやや遠い。しかし、1分過ぎに、ヌルマゴメドフが、距離を詰めて、組み合うと、ドス・アンジョスをテイクダウンすることに成功。そこから、ヌルマゴメドフは、ハンマーフィストを叩き込んでいくが、ドス・アンジョスもすぐに立ち上がり、ボディーへのパンチや膝蹴りで応戦し、試合は、再び、スタンディングの状態に。ドス・アンジョスは、ハイキックで攻めるも、ヌルマゴメドフは、パンチを放ちながら距離を詰めていき、クリンチ、そしてテイクダウンという流れへ。ただ、ドス・アンジョスのガードが固いため、ヌルマゴメドフは、テイクダウン後も、効果的な攻撃を仕掛けることが出来ない。最後の1分、試合が、再び、スタンディングの状態に戻ると、ドス・アンジョスが、やや距離を取りながら、ヌルマゴメドフに、パンチと蹴りを繰り出していき、ほぼパンチだけ、また、得意なレンジは至近距離だけというヌルマゴメドフに対して、ストライキングでは、ドス・アンジョス優勢という構図を作り出してラウンド終了。

2R: 1R後半の勢いそのままドス・アンジョスが、パンチと蹴りを組み合わせた攻撃で、スタンディングでは、ヌルマゴメドフをやや圧倒。しかし開始1分あたりで、ヌルマゴメドフが、相手の攻撃を恐れずに、パンチを振り回して、距離を詰めるという得意の展開からテイクダウンを成功させる。ただ、そこからは、やや膠着状態が続き、ヌルマゴメドフが、手数は出していたものの、ダメージという点では、効果的な攻撃を仕掛けることは出来ない。しかし、トップのポジションを支配していたのはヌルマゴメドフなので、このラウンドも、ヌルマゴメドフのラウンドに。

3R: スタンディングでプレッシャーをかけているのはドス・アンジョスだが、ヌルマゴメドフも、負けじと応戦。しかし、組みあってからは、ヌルマゴメドフのペースで、ヌルマゴメドフが払腰のような形で、ドス・アンジョスをマットに叩き付けると、そこから、ヌルマゴメドフがマウンドポジションを取ることに成功、そこからパウンドを落としていく。ドス・アンジョスは、ヌルマゴメドフのレスリングの前に成す術なしといった感じで、時間だけが過ぎていき、ラウンド終了。

立ち技では、まだまだ荒削りといった感じのヌルマゴメドフに対して、パンチと蹴りを組み合わせて、うまく戦っていたドス・アンジョスですが、パンチを振り回しながら、距離を詰め、組んでいくというヌルマゴメドフの必勝パターンに対応することが出来ず。また、一度組み付かれてからは、ヌルマゴメドフのレスリング力に完敗、この階級で、これだけのレスリング力を持ったファイターは、いないので、ヌルマゴメドフの快進撃はもう少し続きそうです。



ブラッド・タヴァレス vs ヨエル・ロメロ

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1R: 打撃戦からスタート、タヴァレスの打撃にロメロがやや押し込まれているという感じ。ただ、ロメロは、(不発だったが)フロントキックからのパンチのコンビネーションで、タヴァレスをケージ際に追い込むと、そこからテイクダウンを決め、パウンドを決めていく。ロメロは、そこから、サブミッションを狙っていくも、不発、再び、スタンディングの状態へいくかと思いきや、下記のGifでご覧いただけるように、スープレックスのような形でタヴァレスを投げ、再びテイクダウン。サイドコントロールから、キムラを狙うも、サブミッションはまたしても不発、その後、タヴァレスは、起き上がることに成功する。しかし、タヴァレスが、ロメロの手首をコントロールしている為、お互い、フェンス際での膠着状態が続く。残り1分になった所で、やっと両者、離れる。離れ際に、タヴァレスがパンチ、膝蹴りを繰り出し、ロメロ、一瞬、動きが止まったように見える。しかし、ここでも、スタンディングの状態になっていくのかと思いきや、ロメロが、すぐに距離を詰め、タヴァレスをテイクダウンし、ロメロが、グラウンドでタヴァレスをコントロールした状況でラウンド終了。

タヴァレス vs ロメロGif1
(Gif by Zombie Prophet)

2R: 開始3秒、ロメロが、タヴァレスを秒殺テイクダウン、しかし、ロメロは、パウンドは狙わず、グラウンドでは、常に、サブミッションを狙っている様子。再び、スタンディングに戻ると、タヴァレス のハイキックと膝蹴りが決まる。手数では、ロメロも、ダメージという点ではタヴァレス。ストライキング対決では、タヴァレス優位か。タヴァレスの打撃で、ロメロ、やや、スローダウンかと思われた試合の中盤、下記のGifでご覧いただけるように、ロメロのエルボーが決まり、タヴァレスダウン。タヴァレスの瞼の辺りからは、出血がみられる。フライングニーのフェイントから、距離を詰めたロメロは、タヴァレスをケージ際に追い込む。そこから、ロメロの左右のパンチで、タヴァレスの瞼の辺りからの出血は、さらに酷くなる。タヴァレス、エルボーの影響でややスローダウンか。ラウンド終了間際に、タヴァレスが、フライングニーで、活路を見出すも、うまくいかず、最後は、組み合った状態の膠着状態でラウンド終了。

タヴァレス vs ロメロGif2
(Gif by Zombie Prophet)

3R: 開始早々、タヴァレスがテイクダウンにいくも、ロメロにテイクダウンを切られ、逆に、クリンチの状態から、膝蹴りを何発か喰らう。スタンディングの状態に戻り、お互いに、打撃を繰り出していき、しばらく、打撃戦が続くも、試合が残り2分程になった所で、上記のタヴァレス vs ロメロGif1でご覧いただけるように、ロメロが、タックルからのテイクダウン、両者、すぐに、スタンディング状態に戻るも、ケージ際での膠着状態が続き、この試合初めて、レフリーに引き離される。再び、打撃戦へ、しかし、お互い、効果的な打撃は見せることが出来ず。試合終了間際に、ロメロが、この試合7度目のテイクダウンを決め、試合終了。

打撃戦では、パワーのある打撃をみせていたタヴァレスですが、自分の土俵で戦わせては貰えず、ロメロのレスリング力の前に完敗。不満があるとすれば、ロメロは、せっかくテイクダウンに行っても、あまり何も出来なかった点ですが、これは、同じキューバ出身のファイターで同じジム所属のヘクター・ロンバートにもいえる為、これが、キューバ人ファイターの特徴なのか、それとも、ジムの方針なのか、悩むところです。

ドナルド・セラーニ vs エジソン・バルボーザ

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1R: 試合開始早々、カウボーイが距離を詰めていくも、バルボーザからのコンビネーションを真正面からまともに喰らい、カウボーイダウン。しかし、カウボーイは、すぐに立ち上がり、バルボーザをテイクダウンへ。カウボーイは、バルボーザをテイクダウンすることに成功するものの、バルボーザに、すぐに起き上がられ、試合は、再び、スタンディング状態へ。スタンディングでは、バルボーザのワンサイドショー、カウボーイは何も出来ず。一方の、カウボーイは、何度も、距離を詰めて、組み付こうとするも、うまくいかず、打撃を貰うばかり。このままワンサイドで、試合が進むと思われたが、残り2分弱になった所で、カウボーイが、ジャブ一発で、バルボーザを倒すことに成功。カウボーイは、そのチャンスを見逃さず、バルボーザの背後に回り、サブミッションにいき、見事、勝利を手にしています。

(Gif by Zombie Prophet)

バルボーザの顎が弱すぎるのか、打撃戦では、圧倒していたバルボーザですが、まさかのジャブ一発で、倒れてしまいました。それまで、ダメージというダメージはなかったので、これには、衝撃を受けました。また、勝ったカウボーイですが、試合終了後の、納得していない表情が、印象的でした。やはり、打撃戦で、歯が立たなかったことが、悔しかったのでしょうか。打撃の数だけ見ると、バルボーザの26に対して、カウボーイは10です。

ファブリシオ・ヴェウドゥム vs トラヴィス・ブラウン


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1R: スタンディングでの幕開け、ヴェウドゥムは、自分のストライキングに自信を持っているように感じる。いくつかの打撃戦があった後、ブラウンがクリンチに行くが、両者共に、うまく攻撃をかわす。ブラウンの右ストレートで、ヴェウドゥムがダウンし、ブラウンがハンマーフィストで猛攻を仕掛けていくが、ヴェウドゥムは、ブラウンの足を掴み、体勢を入れ替え、そこからサブミッションを狙っていく。サブミッションは不発だったものの、ヴェウドゥムは、そこから、ブラウンをテイクダウンし、トップポジションを奪う。ヴェウドゥムは、ブラウンの頭をロックした状態で、頭へのパンチを加えていく。なんとか起き上がることに成功したブラウンは、フロントキック等で、この展開を、打開していこうと試みるが、やや大振りが目立つ。残り1分少々のところで、ヴェウドゥムのヘビーなボディーへのキックが炸裂。ブラウンは、蹴られた場所を叩き、効いていないアピール。そして、その直後、今度は、ブラウンが、後ろ回し蹴りを見せると、ヴェウドゥムは、首を振り、効いていないアピール。ヴェウドゥムは、接近戦での打ち合いにも果敢に挑み、かつ、打ち勝ち、また、パワーのあるローキックを有効的に放っていくなど、グラウンドだけでなく、スタンディングでも、ヴェウドゥム優勢。試合終了間際には、ブラウンをコンビネーションで追い詰め、ダウンまで、あともう一歩というところまでいくが、時間切れ。

2R: 開始早々、ヴェウドゥムのローブローで、試合が止まるも、すぐに再開。ヴェウドゥムが、コンビネーションで攻める一方で、ブラウンは、一発で倒そうと思っているのか、とても単調。開始40秒頃に、ヴェウドゥムが、この試合2度目のテイクダウンを決める。ブラウンの背後から、ヴェウドゥムが、チョークを狙うが、ブラウンが、体勢を反転させうまく脱出、しかし、今度は、ヴェウドゥムが、ブラウンのマウントポジションを奪うことに成功。そこから、サイドへ移行して肩固めを狙う。肩固めはうまくいかなかったが、ヴェウドゥムは、そこからハンマーフィスト、エルボーと、ブラウンを圧倒し続ける。腕を取ったヴェウドゥムは、アームバーを狙っていくが、腕が外れ、ブラウンが、立ち上がることに成功する。この時点で、残り1分、ここでも、ブラウンは、一発で倒そうと、大振りを繰り返す。ブラウンが、唯一輝いた瞬間は、終了間際のカウンターの右ストレートぐらいで、ヴェウドゥムの膝蹴りが、ブラウンのボディーに決まったところで、ラウンド終了。

3R: 開始早々、ヴェウドゥムが、パンチのラッシュ、ブラウン、たまらず、後退。ブラウンが、久しぶりにコンビネーションを見せるも、やや距離が遠い。再び、大振りが目立ってきたブラウンの攻撃、ヴェウドゥムは、フットワークを使い、ブラウンの攻撃を、うまく避けている。バックハンドブローからのコンビネーションで、再び、ブラウンを後退させる。ヴェウドゥム、余裕からか、笑顔が見える。ヴェウドゥムが、三度、コンビネーションで、ブラウンをフェンス際まで後退させると、今度は、組み付き、太ももへの、膝蹴りを見舞っていく。一旦離れたあとに、ブラウンが、右フックを浴びせ、そこから、クリンチへといくが、ヴェウドゥムに、逆に、クリンチを利用され、膝蹴り、ショートフック、ボディーへのパンチと、下記のGifでご覧いただけるように、文字通り、ボコボコにされる。両者、一旦、離れるも、ヴェウドゥムは、テイクダウンにいき、ブラウンをマットへ。しかし、そこで、ブラウンが、得意のエルボーで反撃に出ると、ヴェウドゥム、たまらず、立ち上がり、両者は、再び、クリンチの状態に。オクタゴンの中央に戻った両者だが、ブラウンの攻撃は、相変わらず、単調、大振りが目立つ。ここまで、ヴェウドゥムは、123発の打撃を当てる一方で、ブラウンは43発に留まる。残り1分のところで、ヴェウドゥムのフライングニーが、ブラウンの顔面に炸裂、ブラウン、ややペースダウン、肩で息することが目立ってきた。

(Gif by Zombie Prophet)

4R: 3R終了間際から、ヴェウドゥムのすべての攻撃がブラウンにヒットしている状態。開始40秒の時点で開示された打撃をヒットさせた数は、ヴェウドゥムが、この2分弱で13発なのに対し、ブラウンは、たったの2発だけ。ラウンドの中盤戦では、ヴェウドゥムが、再び、右ストレートで、ブラウンを後退させる事に成功。途中、ブラウンのローブローで、試合が止まるも、試合は、まもなく再開される。残り2分のところで、ヴェウドゥムが、テイクダウンにいくも、今回は失敗。後半になると、ブラウンの右ストレートが何発か決まりだすものの、ヴェウドゥムは、距離を取って対応。後半、プレッシャーをかけていたのはブラウンだが、かといって、攻撃らしい攻撃を出すことは出来ずラウンド終了。

5R: 開始早々、ヴェウドゥムが、ブラウンをテイクダウン。しかし、ブラウンは、すぐに起き上がることに成功する。中盤、ヴェウドゥムは、良いジャブを何発を放っていく一方で、ブラウンは、何も出来ず。残り2分過ぎには、下記のGifでご覧いただけるように、ヴェウドゥムが、コンビネーションを魅せ、ブラウンを圧倒。5Rでは、特にヴェウドゥムのジャブが冴え、終了間際、ブラウンが、猛攻を仕掛けていくも、ヴェウドゥムに逃げられ、試合終了。

(Gif by Zombie Prophet)

以前、トレーニングパートナーだった両者、その時は、まだ新人だったブラウンは、ヴェウドゥムにまったく敵わなかったようですが、数年後の今でも、両者の実力差が、はっきりしている事が、この試合で明らかになりました。これは、別に、ブラウンが成長していないのではなく、ヴェウドゥムが、ベテランの域に達していても、なお、脅威の成長を続けていることが要因で、ヴェウドゥムには、尊敬の念しかありません。
UFC on Fox 11 個人採点&Gif&ハイライト動画 UFC on Fox 11 個人採点&Gif&ハイライト動画 Reviewed by Hideki Azul on 4/20/2014 Rating: 5
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