
6月10日にレジェンドのマーク・ハントとの対戦が決まっている「黒い野獣」ことデリック・ルイス。ハントと戦えることは、この上ない幸せな事だとしながらも、ニュージーランドで戦う事になった経緯について、クロアチア大会の不満を漏らしていたことへの仕返しだと考えているようです。
「おそらくUFCはどこかで俺のクロアチア大会に関する不満を聞いたんだろう。さもなくばあんな遠くへ試合をしに行けとは言わないはずだ。しばらくは良い子にしている必要がある。俺はそもそもニュージーランドがどこなのか検討がつかなかった。ついさっきニュージーランドは今冬だという事を知った。俺はてっきり夏だと思って準備していたが、冬用のジャケットが必要になってきた。正直先が思いやられるぜ。」
ハント戦は7連勝がかかる試合となりますが、最近のハントはアリスター・オーフレイムからKO負けを喫するなどキャリアがやや下降気味です。しかしルイスはハントがまだファイターとして終わっていないと信じているようです。
「俺はUFC以前のマークの事は知らない。俺が知っているのはUFCファイターとしてのマークだけだ。俺はどうしてもマークと戦いたかった。彼は相手から逃げずに真っ向から打ち合っていく。俺との試合は間違いなくファンが熱狂するような試合になるだろう。俺は彼がファイターとして終わっているとは思っていない。」
マーク戦の後は、チャンピオンのスティーペ・ミオシッチ、ジュニオール・ドス・サントス、フランシス・ガヌー、ケイン・ヴェラスケス、アリスター・オーフレイム、ファブリシオ・ヴェウドゥムらとの対戦が考えられますが、ルイスは大金が稼げるならどんな試合でも歓迎のようです。
「俺はベルトに拘っているわけではない。俺がチャンピオンになりたい理由はひとつだ。大金が稼げるからだ。だからベルトに挑戦出来ようが、出来まいがそんなことは関係ない。俺は世界一のファイターになりたいわけでも、格闘技のセンスを高く評価されたいわけでもない。俺は生活の為、お金の為に戦っている。それだけだ。
またこのインタビューはUFC211の試合前に行われた為、JDSに関する質問もありました。
「彼がUFC211で勝とうが負けようが関係ない。俺はドス・サントスと戦いたい。マークは前回の試合で負けているが、俺はそれでもマークと戦いたいと思っていた。俺はベルトには興味がないからお金が稼げる試合ならどんな試合でもウェルカムだ。」
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